2016年9月23日金曜日

地方移住ブームについて分析してみる。

日本は地方移住ブームです。
その原因を考察してみましょう。
およそ思いつく例をあげてコメントしていきましょう。
  1. 都市圏地代が高い。
  2. 都市圏の生活費が高すぎる。
  3. 東日本は放射能汚染が不安。
  4. 都内は震災に脆弱なので不安。
  5. 自給自足で金融危機と不況を乗り切りたい。
  6. テレビの田舎移住番組に影響を受けた。
まず1と2ですが東京都の地代が高いのは間違いありません。
しかし、広島市中心部と尾道市の家賃と生活費はあまりかわりません。
広島市は価格競争が激しく、
尾道市は平地がほとんどないので家賃が高いです。

3と4東京都が災害にたいして脆弱なのは事実です。
土地面積に対して人口がとても多いので
戦争や自然災害でインフラが破壊されると短期間で物資が底をつき、
東京都内から安全な場所に避難するのも難しいでしょう。

5と6 自給自足がなぜ脚光を浴びているのかというと、
  • 戦争と自然災害で公共インフラが破壊される不安感。
  • 労働によって通貨を得て生活することが困難になってきている。
  • 通貨収入に対しての税負担が重い。
  • 鉄腕ダッシュを見て面白そうだと思った。
ちなみに尾道の物件を見に来られる人々には
「自給自足がしたいので畑のある物件がいい。」とよく言われましたが
尾道市の土地は海に面した岩山を階段状に造成した土地なので
自給自足に適した環境ではありません。
農業に適した田舎ではなく、過疎化した港町です。

6 テレビでの田舎のイメージと実際の田舎のイメージの違い。
2ちゃんねるなどでは実際の田舎は恐ろしいという書き込みが多く見られますが
尾道市については移住者の期待しているイメージと現実の差が少ない方です。
なぜなら、尾道市は田舎ではなく過疎化した大都会だからです。
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その他雑感
都市部にする多くの人が考えている「田舎暮らし」のイメージの多くは、
「田舎暮らし」ではなく「洗練された別荘暮らし」なのです。
テレビ番組で古民家を改装し・・・ってやってますが、
古民家を現代生活に適したかたちにリフォームするのは、
新築で家を建てるよりも高くつく富裕層の道楽なのです。

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