地方移住希望者が地方移住に失敗する理由について動画がありますので、
見てみてくださいね。
この動画の内容で説明されているのは、
地方移住希望者が思い描いている理想像が「リゾートライフ」に対し、
認識の誤りから「田舎暮らし」を模索してしまっている事です。
ここでいう「リゾートライフ」とは既存の地域社会への参加を前提としていない、別荘暮らしの事で、
「田舎暮らし」は地域社会への参加を強制または拒否(村八分で追い出し)される事です。
田舎暮らしの失敗談はyoutubeにもたくさん動画があって、スローライフを夢見て景色の良い場所に移住してみたら村総出でイジメにあって逃げ帰った話とかありますよね。
過疎地というのはそこに代々住んでいる住人ですら、そこに住むのを嫌って出て行った結果、過疎地になっているので
都市から移住して気持ちよく住めるような場所じゃないんですよ。
地方移住希望者が思い描いている物は「田舎暮らし」ではなく「リゾート地での洗練された別荘暮らし」なんですよ。
youtubeには「田舎暮らし」と銘打ったキラキラ動画がたくさん投稿されているため、視聴者が「田舎暮らし」と「リゾートライフ」を混同してしまうんです。
それは地方移住希望者が必要としている「リゾートライフ」とはなんなのかを箇条書きしてみます。
- 風光明媚な場所に住みたい。
- 移住者または旅行者が多く訪れる開放的な土地であること。
- その土地にある既存の差別階級社会に参加する事を前提としない。
- 別荘地のように区画自体が既存の集落から独立している。
- 地域コミュニティの主導権を移住者が握っている。
- 買い物に不便しない。
- 建物の冷暖房が完備されている。
地方移住希望者が望んでいる物を書き出すと、
明らかにこれは「田舎暮らし」ではないですよね?
都会から離れて自然の多い風光明媚な場所に住みたいから移住するんでしょう?
いわゆる「0円物件」はそんな良い立地にはないですよ。
地元の住人ですらタダでもいらない廃屋を探すのは時間の無駄ですよ。
移住者や旅行者が多く訪れる土地というのは、けっこう重要な条件なんです。
なぜなら過疎地で老人しかいない閉鎖的な村で暮らして楽しいですか?
若い男性・若い女性ならなおのこと多くの異性に出会いたいですよね?
そういった場所とは風光明媚な観光地ですね。
既存の村にある階級社会に参加しないとは具体的にどういうことかというと
集落にある廃屋同然の0円物件に住むということではなく、
別荘地に住むということです。
この区画の住人全てが移住者や都市住民であれば、時代遅れの村ルールに縛られることがありません。
買い物に不便しない。
これは近くにコンビニがあるというか・・そもそもが観光地で人が多い場所の事ですね。湯布院とか観光地だから店がいっぱいあるじゃないですか。そういうことです。
コンビニすら車で1時間もかかるような過疎地に住んでも楽しい事はあまりないと思いますよ。
建物の冷暖房が完備されているとは具体的にどういうことかというと、
築年数が新しい住宅または、数千万円かけてリフォームした古民家です。
youtubeに出てくるオシャレ古民家って想像以上のお金をかけてリフォームしてあるものがたくさんありますよね。
地球温暖化で日本の寒暖差は激しくなっているので、老朽化した古民家って人間が住めないですよ。夏の室温が37度越えるのに建物に隙間がありすぎてクーラーが効きませんからね。
スローライフで環境に優しい暮らしどころか、空調にアホほど電力を使用する暮らしになってしまいます。
現在の日本の気温や耐震性を満たすように古民家をリフォームしたら、新築を建てるよりもお金がかかってしまうのでお金持ちの道楽にしかなりません。
田舎の人だって古くなった母屋のとなりに新築のプレハブ住宅を建てて住んでいます。
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